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グラフィックス

AMD、FSR 4.1 アップスケーリングを Radeon RX 6000 とより多くの Ryzen PC に拡大

AMD が FSR 4.1 の対応を Radeon RX 6000 に拡大。Crimson Desert では RX 6800 XT の 4K 環境で FSR 4.1 のパフォーマンスモードと FSR 3.1 のクオリティモードを比較しています。

赤い背景に AMD のロゴ、FSR 4.1 の文字、Radeon グラフィックスカードを配置した画像

AMD FSR Upscaling 4.1 が Radeon RX 6000 シリーズのグラフィックスカードと、より多くの Ryzen PC に対応しました。 AMD が10月20日に公開した AMD Software: Adrenalin Edition 26.10.1 により、機械学習を用いたアップスケーリングを利用できる既存ハードウェアの範囲が広がります。

RX 6800 XT の 4K デモ

AMD の Crimson Desert のデモでは、Radeon RX 6800 XT を 4K 出力、Ultra 設定で使用しています。比較画像に記載された平均フレームレートは、FSR 3.1 のクオリティモードで 95 FPS、FSR 4.1 のパフォーマンスモードで 101 FPS。どちらの構成もフレーム生成を有効にしています。

AMD による Crimson Desert の RX 6800 XT、4K Ultra 比較。左は FSR 3.1 クオリティモードとフレーム生成で平均 95 FPS、右は FSR 4.1 パフォーマンスモードとフレーム生成で平均 101 FPS

AMD が公開した比較。アップスケーリングのプリセットは左右で異なり、いずれもフレーム生成を有効にしています。テスト参照番号:RX-1297。画像:AMD。

AMD は、このデモでは FSR 4.1 のパフォーマンスモードのほうが、FSR 3.1 のクオリティモードより細部を保ち、動きのある映像もよりきれいに再構成できるとしています。既存の RX 6000 ハードウェアに対して同社がうたう画質の改善を、フレームレートとともに示した例です。

FSR 4.1 を使える PC が拡大

FSR Upscaling は、低解像度のフレームから高解像度の画像を再構成します。従来から対応している Radeon RX 7000 と RX 9000 シリーズに今回のハードウェアが加わり、対応ゲームでこの技術を使えるプレイヤーが増えます。

ハードウェア 新たに追加された対応
Radeon RX 6000 シリーズ RX 6900 シリーズから RX 6400 クラスまで FSR Upscaling 4.1 に対応
Ryzen AI Max 300・400 シリーズ これらの内蔵グラフィックス搭載プラットフォームで FSR Upscaling 4.1 に対応
Ryzen AI 9 300・400 シリーズ 対応ノート PC で FSR Upscaling 4.1 を利用可能

AMD の互換性リストでは、RX 6000 と RX 7000 の FSR “Redstone” 対応範囲はアップスケーリングのみとなっています。フレーム生成とレイ再生成には、それぞれ別のハードウェアおよびゲームの要件があります。

利用するには対応ゲームとドライバーが必要です。AMD は対応ゲーム一覧を公開しており、利用できる FSR 機能はタイトルによって異なります。

携帯型ゲーム PC への対応は機種ごとに展開

AMD は、ASUS ROG XBOX Ally シリーズを含む、Ryzen AI Z2 Extreme、Ryzen Z2 Extreme、Ryzen Z2 A 搭載の携帯型ゲーム PC 向けにも FSR 4.1 を発表しました。開発者向けの更新情報では、提供時期はメーカーによって異なるとしています。

汎用の Adrenalin 26.10.1 パッケージは携帯型ゲーム PC をサポートしていないため、所有者はメーカーが提供する機種専用ドライバーと配信情報を確認する必要があります。AMD は FSR 4.1 の XBOX Series X および Series S への対応も予定しており、詳細は後日発表するとしています。

RX 9000 ではフレームペーシングも改善

AMD は、Radeon RX 9000 シリーズのグラフィックスカードで動作する FSR Frame Generation 向けに、フレームペーシングの改善も展開しています。対象は、FSR Frame Generation 3.1.6/4.0.0 以降を使用する対応タイトルです。AMD によると、フレーム間隔をより一定にすることで、ゲームの滑らかさと応答性が向上します。

Assassin’s Creed Black Flag Resynced のシーンの上に、従来版を灰色、新版を金色で比較した AMD FSR Frame Generation のフレームタイムグラフ

灰色は従来版、金色は新版を示します。AMD の例では、フレームタイムがより安定しています。画像:AMD。

Vulkan 対応も予定

AMD は今後数週間以内の公開を予定する FSR SDK 2.4 で、FSR Upscaling 4.1 と機械学習によるフレーム生成に Vulkan 対応を追加する計画です。開発者向けの今後の更新であり、各ゲームでの利用開始時期は、そのタイトルへの組み込み次第となります。

出典と画像

カバー画像:TweakTown。本文中の画像:AMD。公式の FSR 更新発表より。